お金欲しいですよね。
そのために働いてる方、多いと思います。
そのお金、何に使いますか。
生活に必要なものだったり、お酒、趣味など・・・
日々モノを買ったり、サービスを享受する際に必要な紙幣。
お米を買ったり、カラオケに行くとき、カフェにいくとき。
必ずお金が必要になります。
子供がいる方はこんなことを聞かれたこと、あるんじゃないでしょうか。
「なんでこの紙に価値があるの?」と。
反対に子供の頃にそう考えた方もいるかと思います。
しかし、こんなこと考えたことすらないですよね。
その疑問に答えます。
なぜ紙幣に価値があるのか
それは政府が徴税権を持っているから。
これが結論です。
ではなぜ、徴税権があると価値が担保されるのか?
徴税権と通貨の価値はかなり密接な関係にあります。
例えば、日本であれば税金を円で課していますよね。
税金以外でも、交通違反や罪を犯したときに円で罰金が科されます。
つまり、罰金や税金を円で支払わなければなりません。
税金や罰金を払わなければ、国が強制力を使って我々の自由を奪います。
政府が税や手数料、罰金などの支払いを円で課す。
そうなれば日本に住んでいる以上、誰もが円を必要になる時がある。
こうやって通貨が需要されます。
罰金を払わなければどうなるか・・・
2020年5月12日、埼玉県で交通違反による取り締まりを受け、交通反則告知書(以下、青切符)を切られた男女6人が、反則金未納の疑いで逮捕されました。
Yahoo!ニュース:反則金の未納で逮捕者が!? 反則金を支払わない人に待ち受ける末路とはより引用
まあこういうことですね。
以上で紹介したのは変動為替相場制のときの通貨の需要でした。
では、固定為替相場制ではどうやって通貨の価値を担保しているのか?
例えば、昔のアメリカは金本位制を採用していました。
このときのドルは、連邦政府が金と交換することを約束していたから価値があったわけです。
つまり、政府が自国通貨と「政府が何かと交換することを約束しているから」通貨の価値が認められていたのです。
お分かりの通り、準備が不足して交換しきれなくなったらゲームオーバーです。
よくある誤解
次に、よくある誤解を紹介します。
- 誰かが受け取っているから自分も受け取る
- 政府に信用があるから
- 法律による裏付けがあるから
この3点です。
以下に紹介する誤解は、残念ながら中学・高校の教科書、そして意外にも経済学の教科書にも書いてあるのです。
誰かが受け取っているから自分も受け取る
これは主流派の経済学者の教科書によく書いてあります。
偽札ならともかく、本物の通貨での説明にしては説得量がありません。
政府に信用があるから
これは間違いではないのですが、どのようにして信用を担保しているのかわかりません。
法律によって裏付けられているから
これもよく説明されます。
つまり、日本では日銀法によって定められているからというわけですね。
しかし過去にはそのような法律があっても外貨が流通したこともあれば、法律がなくても自国通貨が流通した事例があります。
つまり、間違ってはいないが上記の例もあるのでこれでは足りません。
まとめ
なぜ私たちが使っているお金に価値があるのか?でした。
結論は、「政府が税や罰金の支払い手段として円と定めているから」でした。
それによって税の履行義務を解消できる手段になるからですね。
そんなこと考えたことはないと思いますが・・・(笑)
頭の片隅の中に入れてくれれば幸いです。
それでは!